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解説
久しぶりのスウェーデン映画、しかもイングマール・ベルイマン監督の作品である。五八年度カンヌ映画祭で最優秀監督賞と主演女優四人の主演女優賞を得た。出産を通して、三人の女性の三様の姿が描かれる。脚本はスウェーデンの女流作家ウラ・イザクソンがベルイマンのために初めて書いた。撮影はマックス・ウィレン、編集はカール・オロ・スケップステッド。出演は「外国の陰謀」のイングリッド・チューリンのほかは日本では未紹介のエヴァ・ダールベック、ビビ・アンデショーン、バルブロ・ヒオルト・アフォルナズら。
ストーリー
セシリア(イングリッド・チューリン)は大病院の急患待合室に夫に連れられてきた。妊娠三カ月。突然、出血が始まったのだ。担架に乗せられて去る前、セシリアは夫のハリーに絶望的な目を投げた。・・・